カール・ハッベル Carl Hubbell


 「カール・ハッベルが投げて、ベーブ・ルースが打つ。そんな夢のような試合が見たいのです。」

 1928年ニューヨーク・ジャイアンツでメジャーデビューしたハッベルは、1年目から10勝6敗、防御率2.83の成績を残し、2年目の1929年には18勝を上げ、ノーヒットノーランもマークするなど、着々と一流への階段を駆け上がりました。

 当時ナショナルリーグのジャイアンツに所属していたハッベル、一方アメリカンリーグでは、ヤンキースのベーブ・ルースと、同じニューヨークに本拠地を置いていた2人が対戦するには、ワールドシリーズしかありませんでした。

 1933年シカゴでは万国博覧会が開催され、そこでアーチ・ウォード運動部長は、スポーツ記念行事として何かいいアイデアがないかと頭を悩ましていました。そんなある日、ある少年から一通の手紙が届きました。「カール・ハッベルが投げて、ベーブ・ルースが打つ。そんな夢のような試合が見たいのです。」

 少年の一通の手紙から始まった第1回オールスターゲーム。3回にベーブ・ルースがオールスター第1号ホームランを放ち、ハッベルとの対決に夢が膨らみました。ハッベルは最後の2イニングに登板しましたが、ベーブ・ルースが最終回にベンチに下がった為、夢の対決は実現しませんでした。

 しかし翌年1934年、ニューヨーク・ジャイアンツの本拠地「ポロ・グラウンド」で行われた第2回オールスターで夢の対決は実現しました。

 ハッベルは先発し、ルースは3番で先発出場でした。初回ハッベルは、先頭打者チャーリー・ゲリンジャーに安打、2番ハイニー・マナシュに四球を出し、無死1、2塁のピンチを招き、迎えるバッターは、ベーブ・ルース。遂に夢の対決が実現しました。

 初球ボールの後、ハッベルは3球スクリューボールを投げ、ルースのバットは1度も動く事なく、見逃し三振に抑えました。

 さらにハッベルは、ルー・ゲーリッグを空振り三振、ジミー・フォックスを空振り三振に抑えピンチを切り抜けると、続く2回もアル・シモンズを空振り三振、ジョー・クローニンを空振り三振と、後の殿堂入りのスラッガー達を5者連続三振に抑え、今なおオールスター史上最高のピッチングと言われています。

 1933年から5年連続20勝以上。最多勝3回(1933,36,37年)、最優秀防御率3回(1933,34,36年)、最多奪三振1回(1937年)、MVP2回(1933,36年)。

 1936年にはシーズン16連勝を記録し、翌1937年と合わした27連勝はメジャー記録です。

 1933年にはワシントン・セネタースを破り、ジャイアンツを4度目のワールドチャンピオンに導きました。

 現在オールスターこと「ミッドサマー・クラシック(真夏の古典劇)」は毎年7月の第2火曜日に1試合だけ行われる。開催地は各チームの持ち回りで、2004年現在30チームあるメジャーリーグでは、地元にオールスターがやってくるのは「30年に1度の」メジャーリーガーにとってもファンにとっても夢の大舞台です。

カール・ハッベル ニューヨーク・ジャイアンツ
ニューヨーク・ジャイアンツ カール・ハッベル
カール・ハッベル ニューヨーク・ジャイアンツ

カール・ハッベル/生涯成績
試合数 535
投球回数 3590.1
253
154
セーブ 33
奪三振 1677
防御率 2.98
投手、左投右打
1928-1943年 (現役)
1903.6.22-1988.11.21(生涯)
1947年殿堂入り



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