メジャーリーグ知識の泉


■メジャーリーグを楽しむためにかかせない基本的な知識から、なくても困らない知識まで、 メジャーリーグを観戦していて分からない事があれば、覗いていってみてください。

2004年に「 バンビーノの呪い 」も解けて(86年ぶりにワールドシリーズ制覇)、2016年には「 ヤギの呪い 」も解けました(71年ぶりにワールドシリーズへ進出し、ワールドシリーズも4勝3敗でインディアンスを下し108年ぶりにワールドシリーズを制しました)(^^;)




遂にバンビーノの呪い解ける!!

バンビーノの呪い
 アメリカンリーグ東地区NYヤンキースの永遠のライバルであるボストン・レッドソ
ックスにまつわる話です。
 「ジョージ・ハーマン・ルース」をご存じでしょうか?通称「ベーブ・ルース」
です。1914年〜1919年ボストンで主に投手として活躍し、ルースが在籍した6年
間で3度のワールドチャンピオンに貢献しました。
 また今では考えられない事ですが、1917年以降は投手兼外野手として、打つほ
うでも才能を開花し始めました。
 そして1919年のオフに出来事は起こりました。ボストンはベーブ・ルースを金
銭トレードでNYヤンキースに放出したのです。ヤンキースに移籍したルースは外
野手に専念し、みなさんご存じの通り大活躍することとなります。
 1920年〜1934年までヤンキースに在籍した15年間で7度のリーグチャンピオン、
4度のワールドチャンピオンの立役者となりました。今のヤンキースの地位を築き
上げたのはベーブ・ルースと言っても過言ではないでしょう。
 一方ボストンはというと、1918年ベーブルースが在籍していた時にワールドチャ
ンピオンになって以来、2003年現在までワールドチャンピオンになれないでいま
す。これが「バンビーノの呪い」=「ベーブ・ルースの呪い」といわれる由縁です。
 何故「バンビーノ」なのか?ルースはとても童顔であったためbabe(子供)と、呼ば
れ、それと同じでbambino(赤ん坊、子供)とも呼ばれていたためでしょう。
 ※ ちなみにレッドソックスの前にはいつも“B”が立ち塞がります。
1つ目はもちろん、「Babe Ruth / ベーブ・ルース」の“B”

2つ目は1978年、レッドソックスとヤンキースが99勝66敗と同率となり、アメリカ
ンリーグ東地区の優勝をかけて1試合のプレーオフが行われました。
 レッドソックスが2-0でリードした7回に「Bucky Dent / バッキー・デント」が逆転
ホームランを放って、レッドソックスの夢を打ち砕きました。この年ヤンキースは
ワールドチャンピオンに輝きました。

3つ目は1986年、ニューヨーク・メッツとのワールドシリーズ、3勝2敗で向かえた
第6戦、延長10回、後アウト1つでワールドチャンピオン!の場面から、連打と、
暴投で同点にされると、さらにランナー3塁の場面で、ファーストゴロを、1塁手
Bill Buckner / ビル・バックナー」がまさかのトンネルでサヨナラ負けを喫し、
続く第7戦も落とし、またもワールドチャンピオンには手が届きませんでした。

4つ目は2003年、ヤンキースとのリーグチャンピオンシップ、3勝3敗で向かえた
最終第7戦、5-2、3点リードで向かえた8回、後アウト6つでワールドシリーズ進出
でしたが、エース、ペドロ・マルチネスが捕まり同点にされると(松井秀喜選手が飛
び上がって、雄たけびを上げた場面ですね)、延長戦に突入する死闘となりました
が、11回にヤンキースの「Aaron Boone / アーロン・ブーン」のサヨナラホームラ
ンで、ワールドシリーズへの道が閉ざされました。
 
 これらがすべて、「バンビーノの呪い」のせいだと言われています。
 
 この4つの“B”はTシャツにもなり、ヤンキースファンはレッドソックス戦にはこの
Tシャツを着て、ボストンはチャンピオンにはなれないぞと、挑発しています。

 しかしこの呪いも2004年第100回を迎えたワールドシリーズで、86年ぶりに
ベーブ・ルース(バンビーノ)から開放されました。な、長かった ・・・ 
移籍
 メジャーリーグのトレード期間は、ワールドシリーズ終了翌日〜7/31まで
です(これ以降もウェイバーを使っての移籍が行われる事がありますが・・・)
 特に7月終盤にはプレーオフを狙えるチームが下位に低迷しているチームから
積極的に補強します。昨日までのチームメイトと対戦したりとメジャーならではの
光景も観られます。
 日本のようにほとんどの選手が1チームで選手生命を終えるのに対し、メジャー
ではFA(フリーエージェント)の権利が日本より早く取得出来る事、積極的にトレ
ードが行われる、などのため選手の移動は激しいです。
 シーズンオフにFAやらトレードでチーム構成が大きく変わり、去年までとは、まっ
たく違ったチームになることもめずらしくありません。去年下位に低迷してたチーム
がいきなりワールドチャンピオン!なんてことも過去にありますし、また逆もしかり
です。油断するなってことです。
 また毎年のようにチームを渡り歩く選手をジャーニーマン(旅人)と言われてま
す。
 2002年オフにびっくりしたのは、日本でもおなじみの当時シアトル・マリナーズの
ルー・ピネラ監督とタンパベイ・デビルレイズのランディ・ウィン外野手のトレードで
。監督と選手のトレードなんて日本では聞いた事ありません。
 メジャーリーグの契約はこと細かく、またさまざまな条項があるみたいで、その中
には「トレード拒否条項」もあるみたいです。またメジャー在籍10年以上で同一
チームに5年以上在籍した選手には拒否権もあるみたいなので、チーム側から一
方的にトレード出来ない選手もいるようです。
ウェイバー制
 メジャー全チームが、移籍可能となる選手のリストを出し、下位チームから優先
権が与えられる制度です。
 しかし現実には、ある程度下交渉などを経てのトレードという形になります。
7月31日のトレード期限が過ぎても、このウェイバーを使ってのトレードが可能
です。
FA(フリーエージェント)
 メジャーリーグでは6年間メジャーに在籍するとFAの権利を取得し、自由に
他球団と交渉することが出来ます。(6年間となっていますが、実際は1年を172日
とし、計1032日メジャー登録されていればFAの権利を取得します。)
 日本でもそうですが、FAが選手の年棒を高騰させ、チームの財政難を招いてい
ます、このあたりをうまく解決していくことが今後の課題ではないでしょうか。
 FAの権利を得て過去最高の契約を結んだのが、ご存じ「アレックス・ロドリゲ
ス」通称「A・ロッド」です。当時シアトル・マリナーズに在籍していたA・ロッドは
2000年オフ、テキサス・レンジャーズに10年総額2億5200万ドル、日本円
約280億円の破格の契約でレンジャーズに移籍しました。
 年棒でいうと約28億円です。1試合約1700万円貰ってる計算です、1打席に
直すと・・・、とにかくすごくいっぱい稼いでるってことです(汗;)スーパースターの
中のスパースターなんです。2000年オフというと、イチロー選手と入れ替わり
でレンジャーズに移籍したということです。
 2003年オフにはアルフォンゾ・ソリアーノ選手とのトレードでNYヤンキースに移
籍して松井秀喜選手の同僚でもあります。
 レンジャーズ、ヤンキース共にアメリカンリーグですのでA・ロッドは古巣のマリナ
ーズと対戦することもしばしばなのですが、マリナーズの本拠地セーフコ・フィー
ルドでA・ロッドが打席に立つといまだに強烈な「booing」、さらにスタンドでは何か
舞ってます、ドル紙幣です(もちろんおもちゃですが)この意味は「金に目がく
らみやがって」ということみたいですが、本音はマリナーズに残ってほしかった、
A・ロッドのプレイがもっと観たかった、ただそれだけだったのではないでしょうか。
 「booing」はスーパースターの証です(おそらくですが)イチロー選手も敵地の
ball parkではかなりのbooingをされますが、イチロー選手はそれを気持ちよく感じ
るそーです。敵地でbooingされてこそスーパースター!そういう思いがある
のかもしれません。
DL(故障者リスト)
 DLには「15日間」「60日間」があり、選手は医師の診断のもと故障と認定
されなければDL入りできません。
 「15日間のDL」から「60日間のDL」へはいつでも変更できますが、逆は出来ま
せん。DL入りしていてもベンチには入れます(当然ゲームには出られませんが)。
ようするに、例えば15日間のDL入りすれば早く故障が直っても15日間はゲーム
にはでられませんよ、って事です。
sweep(スウィープ)
 メジャーリーグでも同一カード3連戦(ときには4連戦)というかんじでシーズン
はながれていきます。その同一カードを連勝することを[sweep]といいます。
 意味的には一掃するという意味で、「敵を一掃してやったぜ!」みたいな感じ
だと思います。
クローザー
 いわゆる抑え投手のことです。メジャーでは役割分担がはっきりしています。
先発⇒セットアッパー⇒クローザー、これが勝利の方程式です。
 また契約ではこと細かくされているみたいで、例えば同点の場面では登板しな
いとか、1試合3アウト以上は投げないとか、まさにクローザーは投手の王様みた
いな感じです。試合を締めくくる仕事なのですから当然といえば、当然かもしれま
せん。クローザーが出てくればゲームセット!相手にそう思わせなければクロー
ザーはつとまりません。メジャーにはそんなクローザーが何人もいます。
★ 代表的なクローザーをあげてみました ★
 マリアーノ・リベラ(ヤンキース)
ご存じヤンキース一筋、不動のクローザー。軽く投げてそーなのに、楽々150
キロを超えるカットボール。松井秀喜選手曰く「今までに見たことない球」
 打てません(´-ω-`)
◆ エリック・ガニエ(ドジャース)
150キロを超えるストレートとチェンジアップ、なによりコントロールが抜群。
2002-2004年シーズンにかけて「84試合連続セーブ機会成功」のありえない
メジャー記録を樹立しました。
クローザーに転向して開花し、ホームゲームで彼が出てくると、スコアボードには
「ゲーム終了」の文字が。帽子は1年間まったく洗わないそうなので、塩が吹き
まくってます・・・、この塩が吹いた帽子とへんてこなメガネ(サングラス?)がトレ
ードマークです。
◆ ビリー・ワグナー(フィリーズ)
初めて観たときの衝撃は今でも忘れられません。100マイル(約161キロ)を超え
るストレートをビュンビュン投げ込んでくる姿は「メジャーすげぇ〜!」と思えるのに
十分でした。
セットアッパー
 いわゆる中継ぎ投手の事ですが、基本的には勝ちゲーム、もしくは同点の場面
で、出てくる投手の事をメジャーではセットアッパーと言われています。
 地味なイメージはありますが、セットアッパーが仕事をしてくれないと、クローザ
ーに引き渡せません。また将来を有望されている若手の投手をセットアッパーとし
て起用し、将来的にはクローザーへと育てていく、そんな形が理想的みたいです。
 ちなみに中継ぎ投手が、リードを守ったまま次の投手に引き継げばホールドとい
われます。大塚33ホールド目!みたいな感じで使われます。
A・I・K・ロッド
メジャーには「ロドリゲス」という名の有名な選手が3人います。
Alex ロドリゲス [ ヤンキース ] / 通称 「 A・ロッド 」
 メジャーリーガーの中でもスーパースターの中のスーパースターと言われてい
ます。
 2001〜2003年には3年連続本塁打王、打点王、首位打者共に1回。さらに
2003年シーズンにはチームが地区最下位の中「アメリカンリーグのMVP」に
輝いています。最下位のチームからMVPが選出されたのは、長いメジャーリー
グの歴史の中でも史上2人目です。
 2004年シーズンにヤンキースに移籍し、ショートには親友でもあり、「ニューヨ
ークの貴公子」と呼ばれている、「デレク・ジーター」がいるため3塁へのコン
バートをあっさり快諾。念願のチャンピオンリングを手にするのは時間の問題か
もしれません。
Ivan ロドリゲス [ タイガース ] / 通称 「 I・ロッド 」
 メジャーリーグ史上最高のキャッチャーと謳われています。1992〜2001
年まで10年連続ゴールドグラブ、1995〜2002年まで8年連続打率3割以上、
MVP1回、2004年シーズンにはフロリダ・マーリンズで悲願のワールドチャンピ
オンに輝いた、プエルトリコ出身のキャッチャーです。
 2001,2002年には「A・ロッド」と共にレンジャーズでプレイし、話題にもなりま
したが、優勝は逃しています。
 小学生であれば「おまえキャッチャーやれよ」と言われそうな「ずんぐりむっくり」
している体型から普段は「バッジ」とも呼ばれています。
Francisuco ロドリゲス [ エンゼルス ] / 通称 「 K・ロッド 」
 おい、ちょっとまて、「K・ロッド」じゃなく、「F・ロッド」じゃないのか?いえ間違いな
く「K・ロッド」です。メジャーでは三振を表すアルファベットは「K」。みなさんも野茂
が三振を取った時にKマークのボードを掲げているファンを見た事があるだろう。
早い話フランシスコ・ロドリゲスも「三振を取りまくるすげー奴」って意味で、
「K・ロッド」なわけです。150キロを楽々超えるストレート、切れ味鋭すぎる高速
スライダー、イメージ的には、バッターがのけぞって、後ろにしりもちをついたのに
審判の判定は「ストライク!」そんな感じです。
 2004年現在、アナハイム・エンゼルスでセットアッパーとして活躍してますが、
1982年生まれ(ベネズエラ出身)とまだまだこれから、どれだけ凄くなっていくの
か楽しみで仕方ありません。
ゴールドグラブ / シルバースラッガー賞
 各ポジションごとに、守備の最も優れた選手に贈られる賞をゴールドグラブ賞
守備のベストナインですね。
 一方、各ポジションごとに、打撃の最も優れた選手に贈られる賞をシルバースラ
ッガー賞といいます打撃のベストナインです。
 どちらの賞も、各チームの監督とコーチの投票により選ばれますので、人気では
なく、本当に評価されている選手に贈られる賞です。
 日本にこのシルバースラッガー賞がないのが不思議ですね。
ポスティングシステム (入札制度)
 メジャーリーグ入りを希望するFA権(フリーエージェント権利)を持たない選
が所属球団の承認を得て、メジャーリーグのチームと交渉する為の手続き。

 承認した現所属球団は日本のコミッショナーを通じて、ポスティングシステムを行
使する旨をメジャーリーグのコミッショナーに通知し、米コミッショナー事務局はメ
ジャー30チームに選手名を公示します。

 獲得を希望するチームは、定められた期日に従い入札し、最高額で入札したチ
ームが日本側に通知されます。

 入札された額を日本の所属球団が受諾すれば、最高額で入札したチームに当該
選手との独占交渉権が与えられます。

 契約交渉が合意に達すれば、入札金額を日本の球団に支払い、当該選手は自
由契約選手となり、移籍が成立します。

 ポスティングシステムの適用期間は11月1日から翌年3月1日までです。

 また契約が不成立の場合は交渉権は消滅し、入札したメジャーリーグのチーム
は入札額を支払う義務を負いません。

メジャー史上初の既定打席不足の首位打者
 1996年トニー・グウィン(サンディエゴ・パドレス)は、シーズン.353厘の成績
を残しましたが、既定打席には4打席足りませんでした。

 そもそも既定打席の制度は1957年に始まりましたが、1967年に「既定打席が
満たない打者でも不足打席数を無安打として計算し、既定打席以上の最高打率打
者を上回れば首位打者となる」という救済措置が設けられました

 グウィンは4打席凡退と計算しても.349厘。バークス(ロッキーズ)の.344厘を上
回り、この特例を受けた第1号の選手となったわけです。


(2004年現在です)


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