青木 宣親 |
1982年1月5日・宮崎県生まれのA型 |
宮崎県立日向高等学校⇒早稲田大学⇒ヤクルトスワローズ⇒ミルウォーキー・ブリュワーズ ⇒カンザスシティー・ロイヤルズ⇒サンフランシスコ・ジャイアンツ ⇒シアトル・マリナーズ⇒ヒューストン・アストロズ⇒トロント・ブルージェイズ⇒ニューヨーク・メッツ ⇒ヤクルトスワローズ |
2011年オフにポスティングシステムによりメジャーへ |
2011年オフ、ポスティングシステムにより入札を公示されていた青木を、最高額の250万ドルで入札したのはミルウォーキー・ブリュワーズ! しかしブリュワーズは青木の情報が少ないことから2012年1月8日にワークアウトを実施。そして交渉期限最終日に2年総額225万ドル+出来高で契約合意。ヤクルト時代から年棒が1/4ほどになりましたが、メジャーリーガー青木が誕生しました。 そして4月6日(現地時間)、カージナルスとの開幕戦で5回に代打で出場。あえなく空振り三振に倒れ、ほろ苦いメジャーデビューとなりましたが、4月8日(現地時間)、カージナルス戦で8回に代打で出場すると、ボッグス投手からレフト前ヒットを放ち、メジャー初安打を記録すると、4月20日(現地時間)のロッキーズ戦では、メジャー1号本塁打となるランニング本塁打を放ちました。 その後は1番ライトのレギュラーを確保し、チームは惜しくもプレーオフ進出を逃しましたが、青木自身は十分に役割を果たす活躍を見せ、チームメイト、ファンからの信頼を得、1年目を終えました。 メジャー2年目、1番ライトで完全にレギュラーの座を確保し、常に3割近い打率を残し打線を牽引。しかしチームは前半から低迷し、プレーオフ進出を逃すと、青木も打率.286と3割に届かず。しかし出塁率は2年連続で3割5分を超え1番打者としての役割は十分に果たし、メジャー2年目を終え、3年目は球団オプションとなっていましたが、1年190万ドル+出来高の条件で合意し、3年目もブリュワーズでプレーすることとなるはずでした。しかし12月上旬にカンザスシティー・ロイヤルズへのトレードが決まり、3年目はアメリカンリーグ中地区のロイヤルズでプレーすることとなりました。 メジャー3年目、ロイヤルズ1年目の青木は6月後半から7月前半にかけてDL入りしたものの、1番、または2番ライトのレギュラーとしてロイヤルズを牽引し、3年連続で.280以上の打率をマークすると、ロイヤルズはアメリカンリーグ中地区で2位となり、ワイルドカードで29年ぶりのプレーオフ進出。 ワイルドカードゲームの1発勝負ではアスレチックスを延長戦の末、破り、ディビジョンシリーズでは1戦目に青木の2度にわたる超ファインプレーなどで延長戦の末エンゼルスに競り勝ち、2戦目も延長戦でエンゼルスを破り、3戦目は青木の3打数3安打1打点1四球の大活躍などもあり、エンゼルスに3連勝スイープでリーグチャンピオンシップシリーズへ進出。 リーグチャンピオンシップシリーズではオリオールズと対戦し、青木は2番ライトで4試合すべてに先発出場し、ヒット、四球、死球などで出塁しチャンスメイクし勝利に貢献。4連勝でオリオールズを破り、ロイヤルズはメジャー記録となるポストシーズン8連勝で29年ぶりにアメリカンリーグを制しワールドシリーズへ進出。 ワールドシリーズではジャイアンツと対戦し、青木は1、2戦とも2番ライトで先発しましたが、攻守ともに精彩を欠き、3〜5戦目はジャイアンツのホームでDH制ということもあってかベンチスタートで、3試合で打席も1打席のみ。ロイヤルズも2勝3敗と後がなくなりロイヤルズのホームでの6戦目。青木は2番ライトで先発復帰し、2回に1死満塁からワールドシーリーズ10打席目で初安打となる貴重なタイムリーを放ち勝利に貢献。そして3勝3敗で迎えた最終戦。青木は2番ライトで先発したものの、2度の得点圏で凡退するなど3打数0安打1四球とチームに貢献できず、ロイヤルズも2-3で敗れ、3勝4敗で惜しくも29年ぶりのワールドシリーズ制覇はなりませんでした。 シーズン後FAとなり、なかなか新天地が決まりませんでしたが、年明けの2015年1月16日に2014年のワールドシリーズを制したサンフランシスコ・ジャイアンツと1年400万ドル(2年目は球団オプション)で契約合意し、2年ぶりにナショナルリーグでプレーすることとなりました。 ジャイアンツでも1番レフトでレギュラーを獲得し、前半戦は3割を超える打率を残し、オールスター出場も現実味を帯びていましたが、6月20日のドジャース戦で右足に死球を受けて右足腓骨の骨折で約1ヶ月の離脱。オールスター出場もならず。さらに8月9日には頭部に死球を受け、大事には至りませんでしたが、その後は前半戦のような活躍ができず。9月に入ってはスタメン落ちが続き、頭部死球による脳震盪の影響を考え、結局9月4日のロッキーズ戦が2015年最後の出場となり、ジャイアンツもプレーオフを逃しました。シーズン終了後ジャイアンツが2年目の球団オプションを行使せずFAとなり、シアトル・マリナーズと1年550万ドル+出来高(2年目は選手オプション)で契約を結び、2年ぶりにアメリカンリーグでプレーすることとなりました。 メジャー5年目、1番レフトでレギュラーの座を獲得しましたが、前半戦からなかなか結果が出ず、シーズン中に2度、マイナーへ降格。それでもマリナーズがプレーオフ争いを演じた8月後半から9月にかけては好調なチームをけん引する素晴らしい活躍を見せ、終わってみれば例年通りの数字を残しました。ただチームは惜しくもプレーオフ進出を逃し、青木自身も480打席で来期もマリナーズと自動更新となっていた契約も467打席で僅かに足りず。そしてウェーバーにかけられた青木を11月に同じアメリカンリーグ西地区のアストロズが獲得し、1年550万ドルで契約を結びました。 アストロズで迎えたメジャー6シーズン目。青木は主に右投手の時にスタメンを任され、安定した成績を残し、6月11日のエンゼルス戦では日米通算2000本安打を達成。チームもアメリカンリーグ西地区を独走し、プレーオフ進出をほぼ確定していましたが、青木はトレード期限直前にアメリカンリーグ東地区で最下位のトロント・ブルージェイズへのトレードが決まり、プレーオフの出場はほぼ絶望的となりました。そして8月末にはブルージェイズを自由契約となり、9月2日にプレーオフは絶望的なニューヨーク・メッツへの移籍が決まりました。メッツ移籍後は1番レフト、または2番レフトなどでスタメン起用されることが多く一定の成績を残しシーズンを終えました。シーズン後メッツは青木と再契約せず青木は自由契約となり、2018年1月に古巣のヤクルト・スワローズと3年総額約10億円で契約し7年ぶりに日本球界へ復帰となりました。 |
所属チーム | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | タイトル |
▼ 日本時代 ▼ | ||||||
ヤクルト・スワローズ(2004年) | 3 | 0 | 0 | 1 | .200 | |
ヤクルト・スワローズ(2005年) | 202 | 3 | 28 | 29 | .344 | 首位打者 |
ヤクルト・スワローズ(2006年) | 192 | 13 | 62 | 41 | .321 | 盗塁王 |
ヤクルト・スワローズ(2007年) | 193 | 20 | 58 | 17 | .346 | 首位打者 |
ヤクルト・スワローズ(2008年) | 154 | 14 | 64 | 31 | .347 | |
ヤクルト・スワローズ(2009年) | 161 | 16 | 66 | 18 | .303 | |
ヤクルト・スワローズ(2010年) | 209 | 14 | 63 | 19 | .358 | 首位打者 |
ヤクルト・スワローズ(2011年) | 170 | 4 | 44 | 8 | .292 | |
ヤクルト・スワローズ(2004〜2011年) | 1284 | 84 | 385 | 164 | .329 | 首位打者3回/盗塁王1回 |
▼ メジャー ▼ | ||||||
ミルウォーキー・ブリュワーズ(2012年) | 150 | 10 | 50 | 30 | .288 | |
ミルウォーキー・ブリュワーズ(2013年) | 171 | 8 | 37 | 20 | .286 | |
カンザスシティー・ロイヤルズ(2014年) | 140 | 1 | 43 | 17 | .285 | Wシリーズ出場 |
サンフランシスコ・ジャイアンツ(2015年) | 102 | 5 | 26 | 14 | .287 | |
シアトル・マリナーズ(2016年) | 118 | 4 | 28 | 7 | .283 | |
アストロズ/ブルージェイズ/メッツ(2017年) | 93 | 5 | 35 | 10 | .277 |
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「斉藤隆DATA」「松坂大輔データ」「井川慶データ」「岡島秀樹データ」「黒田博樹データ」
「野茂英雄DATA」「石井一久DATA」「長谷川滋利DATA」「大家友和DATA」「高津臣吾DATA」
「大塚晶則DATA」「多田野数人DATA」「木田優夫DATA」「藪恵壹DATA」「デニー友利DATA」
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